理想はシンプルな生活。かわいいものや
美味しいものが大好きなので無理なようだわ。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 「読書モード」にスイッチが入る時期があります。 無性に活字が読みたくなる。 宮部みゆきの新刊が出ても、お江戸の話は好みではないので 本屋さんで新堂冬樹を探していました。 その時、ふと目に付いたこの本。 台湾の南部、台南市出身の女性(故人)の生涯を 彼女が育った故郷の風景や風俗を 食事とともに綴った本です。 日本統治下に育った人ですが、しっかり中国独自の文化や 美意識を守りつつ、日本に根を張って生きてきたからには 日本の文化や日本人を理解し、非常にバランスのとれた 考えの持ち主というのがわかります。 とにかく「これでもか、これでもか!」と言わんばかりに それはそれは、潤沢でおいしそうな料理が出てきます。 そのいくつかが材料、作り方で紹介されていますが、 ダラな私には作れません~(;^ω^) 巻末に林真理子氏による解説がありますが、 ”「中国人の豊かさというのは、日本とまるでスケールが違う」と ため息をつくことであろう。 日本でも戦前の恵まれた人たちが綴る、食の文化がある。 銀座のレストランでのハイカラな美味、そして日常の食卓での愛情の 込もった料理の記憶だ。 しかしそれらがどうしても、日本的なつつましさから逃れられないのに 比べ、この安閑園のダイナミズムはどう言ったらいいだろうか、 量も質もケタが違うのだ。” ”中国人の根本はもっと享楽的なものだ。 それは自分の好む、おいしいものをたらふく食べる。 そういう人生を送る。それができる金を稼ぐ、というのが大きな柱として あるのではないか。中国人の食卓において、清貧の思想など ないのではないか、と私は考えるのである。” まさに林氏のおっしゃる通りです。 著者も林氏も「中国人」と表現していますが、 彼女とその一族は台湾人(本省人)でありますので 大陸系の中国人とは異質な民族であります。 が、源流は中華系で共通する文化・風俗習慣から 中国人と言ってるのかな、とは思います。 PR |
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HN:
高菜
性別:
女性
職業:
主婦
趣味:
テディベア・ミニチュア好き・昼寝
自己紹介:
広島市在住。ギョーザの街・宇都宮出身。
栃木・東京・熊本・福岡・広島と渡り歩くが、 福岡県には19年住んだので 年数が出身の宇都宮と拮抗。 自分がどこの人かわからな~い。
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